箱根駅伝の選手がレース中にトイレに行きたくなったら我慢?ルールで失格はありえる?

お正月の風物詩・箱根駅伝を観戦していると、ふと疑問に思うことがあります。
「選手たちは1時間以上も走り続けるけど、トイレに行きたくなったらどうするの?」給水所はあっても、トイレは見当たりません。
年明け早々に熱狂を巻き起こす箱根駅伝で選手がレース中にトイレ事情で離脱というニュースはあまり耳にしたことはありませんが、もし、そうなったらルール的に失格などの対処があるのか気になりました。
この記事では、箱根駅伝の選手がレース中にトイレに行きたくなった場合の対処法や、ルール上で失格になるのか、そして選手たちが実践している事前対策についてまとめてみました。
箱根駅伝選手のレース中のトイレ事情について気になる方は最後までチェックしてみてくださいね!
箱根駅伝の選手は1区間約1時間走り続けてるけど、トイレはどうする?
箱根駅伝は1区間あたり約20kmを1時間前後で走り抜ける過酷なレースです。
選手たちは全力で走り続けるため、普通に考えれば「トイレに行きたくなることはないの?」という疑問が浮かびます。
実は、箱根駅伝では給水所が設置されており、10km、15km地点付近で水やスポーツドリンクを受け取ることができます。
しかし、トイレの設置はありません。給水はあっても、トイレは用意されていないのが現実です。
給水はあるけどトイレはない
箱根駅伝の公式ルールによると、1区と6区を除く各区間の10km、15km地点付近に給水所が設けられています。
選手は水とスポーツドリンクの両方、またはどちらか一方を受け取りながら走ります。
一方で、コース上に公式のトイレ設備はありません。
つまり、選手たちは給水で水分補給をしながらも、トイレなしで走り切る必要があるのです。
レース中にトイレに行っても失格にはならない!
「レース中にトイレに行ったら失格になるのでは?」と心配する方もいるかもしれません。
しかし、箱根駅伝のルールでは、途中でトイレに行くこと自体が失格になるわけではありません。
ルール上は途中でトイレに行ってもOK
箱根駅伝の失格条件は明確に決まっていて、たすきを投げて渡す、道路の右側を走る、替え玉出走、コース間違いなどが失格の対象です。
一方で、「トイレに立ち寄ること」は失格条件には含まれていません。
注意点として、公式コースから外れること自体は失格リスクを伴うため、トイレに行く場合はコースをできるだけ逸脱しない場所を選ぶ必要があります。
でもタイムロスが発生する
トイレに行くこと自体は失格にならないとしても、タイムロスという大きな問題があります。
1秒を争う箱根駅伝において、トイレに立ち寄る時間は致命的です。
コース沿いのコンビニや公衆トイレに駆け込む間に、数十秒から数分のロスが発生します。
順位が大きく下がる可能性
わずか数十秒のタイムロスでも、レース全体の順位に大きく影響します。
トップ争いをしているチームなら、トイレに行っている間に他校に抜かれてしまう可能性が高いです。
また、繰り上げスタートのタイム制限にも関わるため、チーム全体の記録にも響きます。
選手は基本的に我慢するしかない?
結論から言えば、選手は基本的にトイレを我慢して走り切ります。
箱根駅伝の1区間は1時間前後のため、事前に対策をしっかり行えば我慢できる距離なのです。
1時間なら我慢できる距離
20kmを1時間で走るペースは、トップ選手にとっては全力疾走に近い状態です。
この全力疾走状態では、身体が水分を失うと防御のために排尿を抑えるホルモンが分泌されるため、走り出すと尿意が消えることが多いとも言われています。
事前の水分調整が超重要
選手たちはレース前日から当日にかけて水分摂取のタイミングを慎重に調整しています。
前日までは十分に水分を取り、当日の朝は少しずつ口を潤す程度に抑えるのが一般的です。
また、普段からウォーターローディングで身体の保水力を高めておくことで、レース当日に体内水分が過剰になるのを防ぎます。
レース前に必ずトイレを済ませる
スタート前には、選手たちは必ず複数回トイレに行きます。
私も昔キックボクシングをやっていましたが、ジムでトレーニングする前は何度もトイレに行く習慣がありました。
同じように、箱根駅伝の選手たちもスタート直前まで何度もトイレに通うことで、レース中のリスクを最小限に抑えています。
過去にレース中にトイレに行った選手はいる?
実は、過去にはレース中にトイレに立ち寄った選手の事例が存在します。
ただし、箱根駅伝での具体的な公式記録はあまりないそうです。
実際にトイレに駆け込んだ事例
箱根駅伝以外でのマラソン大会で実際にトイレに駆け込んだ事例があります。
名古屋国際女子マラソンで高橋尚子選手が途中でトイレを借りていて、当時は体調不良がありながらも完走したレースがありました。
また、びわ湖毎日マラソンでは、外国人選手がコース近くの民家のトイレを借りて用を足し、その後レースに復帰して優勝した例もあります。
お腹を壊してしまった選手
駅伝やマラソンでは、緊張やレース前の食事が原因でお腹を壊すケースもあります。
実況中継で「選手が苦しそうな表情を見せている」と解説されることもあり、トイレを我慢しているのか、リアルに体調が悪いのかは分からない部分もありますが、体調悪そうなどの選手の状態は視聴者にも伝わります。
タイムロスしながらも完走した選手たち
トイレに立ち寄ることでタイムロスは避けられませんが、それでも完走を優先する選手たちの姿勢は称賛に値します。順位よりもたすきを次の仲間につなぐことを最優先に考える選手も多いのです。
選手の事前対策は?
選手たちは、レース当日にトイレ問題を起こさないよう、事前にさまざまな対策を講じています。
前日・当日の食事管理
レース前日と当日の食事は、消化の良いものを中心に選びます。
炭水化物はエネルギー源として重要ですが、脂肪分の多い食事やお腹を刺激するような食材は避けます。
また、カフェインを含む飲み物も利尿作用があるため、控える選手が多いです。
水分補給のタイミング
前日まではしっかり水分を摂取して体内の保水力を高めますが、当日の朝は摂取量を調整します。
スタートの数時間前から少量ずつ水分を取り、身体を整えます。
スタート前の体調チェック
スタート前には、必ず複数回トイレに行き、身体を動かして水分を排出します。
ウォーミングアップをすることで、体内の余分な水分が汗として出やすくなるため、レース中の尿意を抑える効果があります。
もし本当に限界になったらどうする?
万が一、レース中に本当にトイレが限界になった場合、選手にはいくつかの選択肢があります。
コース沿いの公衆トイレやコンビニ
箱根駅伝のコース沿いには、公衆トイレやコンビニが点在しています。
どうしても我慢できない場合は、コースを大きく外れずにアクセスできるトイレを探すことになります。
ただし、タイムロスは避けられません。
運営管理車に助けを求める?
運営管理車には監督や大会関係者が乗っていますが、基本的には選手が自力で対処する必要があります。
管理車から直接トイレを提供することはできませんが、緊急時には近くのトイレの場所を教えてもらえる可能性はあります。
棄権という選択肢
体調不良が深刻な場合は、棄権という選択肢もあります。
選手の健康と安全が最優先ですから、無理をして走り続けることが正しいとは限りません。
まとめ:箱根駅伝の選手、トイレは事前対策が命!
箱根駅伝の選手のトイレ事情について、分かったことをまとめます。
- 箱根駅伝には給水所はあるが、トイレは設置されていない
- レース中にトイレに行くこと自体は失格にならないが、タイムロスが発生する
- 選手は基本的に1時間程度なら我慢できるよう事前対策を徹底している
- 水分調整、食事管理、スタート前のトイレがカギ
- 過去にはトイレに立ち寄った選手もいるが、完走を優先した
- どうしても限界の場合は、コース沿いのトイレを利用する選択肢がある
箱根駅伝の選手たちは、レース本番で全力を出し切るために、見えないところで細かな体調管理を行っています。
トイレ対策もその一つで、事前準備がいかに重要かが分かります。
選手たちの努力と工夫があってこそ、あの感動的なレースが生まれるのです。
次回の箱根駅伝を観戦する際は、選手たちの走りだけでなく、裏側の準備や対策にも思いを馳せてみてください。